ブームを超えられるか

新生活とともに自転車を始める人に期待してか、書店には自転車雑誌があふれています。老舗のサイクルスポーツが入門書ムックを出すなど、各誌は自転車初心者の取り込みに躍起です。

バリバリ初心者のぼくはファンライドとバイシクルナビを購読しています。季刊だったバイシクルナビは3月売りから隔月刊に出世。今後も自転車人口の増加が見込めるとともに、雑誌販売で重要となる広告出稿が期待できるのでしょう。いまの自転車ブームの象徴と言えるかもしれません。

バイシクルナビ最新号の裏表紙にはベネトンの広告が掲載されています。競輪の親戚くらいに捉えられがちな日本のスポーツ自転車。愛好者を増やすにはレーシーなイメージだけでなく、健康とおしゃれがキーワードになるんでしょうね。

自転車ブームがブームで終わるのか、スポーツ自転車がマイナースポーツの肩書きを卒業して、普通のスポーツになるのか。興味深く見守っているのですが答えはでません。東京マラソンで完全に市民権を得た感のあるランニングの成功が参考になるのでは?とも思いますが……。