自転車通勤、どこに駐輪?

自転車通勤をしようとずっと思っていました。通勤に使うのが最も自転車の走行距離を稼げるからです。

しかし自転車の購入間近になり、真剣に検討してみると自転車通勤を阻むいくつかの問題に気づきました。その中で解決が難しいと思うのが駐輪の問題です。

会社まで乗ってきた自転車をどこにとめるのか。しかも長時間。路上駐輪は話になりません。スポーツ自転車の中では安いとはいえ、ぼくにとっては非常に高額なクロスチェック。盗難、撤去の危険がある路上には放置できません。

会社があるのは東京・丸の内のオフィス街です。さてどこに自転車を置こうか。いま考えているのはオフィスビルの地下にある駐車場で、二輪車もとめられるところです。会社近辺の駐車場をネットで調べるとほとんどが二輪車不可なのですが、2カ所だけ二輪車OKのところを見つけました。

ひとつは3軒となりのビルの地下駐車場で、自転車を含む二輪車をとめられるようです。もちろん有料。1時間100円、3時間以上は24時間まで一律300円です。仮に週に3回、自転車通勤をすると月に3600円がかかる計算ですね。地下なので比較的安全と思いますが、高いのか安いのか、なんとも言えません。

もうひとつの駐車場は道を挟んでとなりのビル。同じく地下駐車場ですが、一時利用はダメで定期利用だけのようです。料金を聞いてみないといけません。

オフィス内に自転車を持ち込み、保管する方法もあります。常に視線の中にあり安全、安心。それに料金がかからないのがいいですね。この方法が採れれば何も問題はありません。しかし会社がからんでくるので、総務などと上手く調整ができるかどうか。あまり自信がありません。

実はこのオフィス持ち込み作戦には先輩がいます。いまはその方にメールして、持ち込みの経緯を尋ねているところです。先例があるので問題ないはずですが特例というのもありますし……。

駐輪について調べたり、考えたりして思うのは、東京のオフィス街は自転車通勤の存在をまったく考慮せずに設計されているということです。有楽町から丸の内、大手町まで3500台分の駐車場があるようですが、二輪車がとめられる場所はほとんどありません。自転車通勤者が急増しないと駐輪場は増えないのかもしれません。しかし駐輪問題が解決しないと、自転車通勤をしたくてもできません。自転車のことを考えていると、都市設計の根本的な考え方に行き着くことが多いように思います。