尾根幹線から小山田緑地、多摩ニュータウン通り

ブログで知り合ったY氏にお誘いいただき、多摩川サイクリングへ。朝8時に多摩川の是政橋で待ち合わせる(少し遅れました……)。Y氏はColnagoのMaster X-Light。Surly Cross-Checkと同じクロモリフレームのマシンだが、さすがColnago、品格が違う。スマートなY氏の体型と重なってとても速そうだ。

Y氏から尾根幹線のルートをご提案いただく。自転車で走りやすいという。彼は「アップダウンもあってトレーニングにいいですよ」と加えたのだが、初対面で緊張している私は聞き流してしまった。

で、走り出したらアップダウンの、アップの方がきついのなんの。ピッチを上げて軽やかに坂を駆け上がっていくY氏を尻目に、私の遅さと心拍の上昇と言ったら。おそらく多くのロードレーサーにとったら何でもない坂でも、私はあっという間に時速6キロに低下し、心拍は170超に。こんなにしんどいのは高校時代の陸上の練習以来。ゲーゲー言いながら、頭に思い浮かんだのは自分の不摂生の日々だ。あーあの残業中のチョコレートがだめだったのか……。そもそも重いSurlyがダメなのか……。エスカレーターではなくもっと階段を登らないと……。

坂のたびにY氏に待っていただいて恐縮する。「自転車は長く楽しめそうな趣味」というY氏。自転車への真摯な思いに我が身を反省する。尾根幹線から小山田緑地へ、私の実家付近にあるような山道が続く。

あまりにしんどそうな私の姿を見てか、Y氏は帰りのルートとして平坦な多磨ニュータウン通りを提案してくれる。すでに両足がつりそうになっていた私は、「ぜひ、ぜひ」と即答。もっと根性があれば尾根幹線を戻り、坂に再チャレンジしたのだが……。

多磨ニュータウン通りは普通の幹線通り。若干、交通量が多くて工事個所もあるが、Y氏が適切にガイドしてくれるので走りやすい。結局、今日はずーとY氏に引いてもらった。

関戸橋を渡り多摩川に戻る。そのまま是政橋までご一緒し、Y氏と分かれる。「また機会があれば走りましょう」とY氏。ええ、ぜひ。それまでにはもっと走れるようになっていたいです、とつぶやく。さあ、練習だ。